お客様からのご依頼で少しマニアックなオーバーホールをさせていただきました。
一瞬SELMER?のように見えますが、ベースとなったのはYAMAHA YAS855です。
行ったのは
・全ラッカー剥離
・さび落とし及び剥離後の研磨
・2番管とベルの繋ぎをハンダで接合
・ヴィンテージに準じた消耗品、タンポ、ラック選択とそれを生かす組み込み
・ハードラバー製サムレスト
・3点支柱から2点支柱に改造
等々で意図としてはアメセルMARKⅥテイストを狙いつつ、上記によってヤマハから完全に離れた非常に鳴る楽器に組み上がりました。
また本体はYAMAHAですがセルマーのリファレンスネックとYAMAHAのカスタム用ネックが両方使えるように調整しております。(両方とも本体同様ノーラッカーにしております)
また、ただ上記を行っただけでは楽器としてイマイチな仕上がりになるため、細部に至るまで最適化して、ヴィンテージやプロのジャズホーンを扱ってきた経験をもとに非常に「美味しい」部分を残した良い楽器に仕上がったかと思います。
常日頃から積極的に改造を推奨している訳ではありませんが、「こうしたい!」という事があればノーラッカー化からフルリプレートまで色々とお手伝いさせていただきます。
スタッフもサックスを吹く者もおり、どんなことでも楽しく作業させていただきますので何でもお話しください!
0コメント