YAMAHA SEVMasterの
・ポスト全金メッキ
・リング金メッキ2箇所
・全タンポ交換(レザー)
・キー磨き
・コルク交換
・指かけ交換(ストラップリング付きのもの)
・レジスターkeyを最上位機種に採用されている大きなカーブタイプに交換
・消えていた刻印の復活
・全体調整
をさせていただきました。
↓完成画像 ※画像の下に説明が続きます。
YAMAHAのVMはVマークが金という事もあり金が非常にマッチするかと思います。
またリプレートの際にピンクゴールドの方を選択される方も多いですが、金ポストも上品で素敵な見た目になり、音色的にも倍音豊かで華やかな方向に向かいます。併せて消えた刻印も金色で入れなおして統一感が出るようにしました。
ポストリプレートの際は一度ポストを外して、大まかに①研磨→②メッキ→③組み込みとなるのですが、③の際に全てガタセリも直して理想的な位置で組み込んでいます。それにより狂いにくい楽器となり、ロスも少なくなります。また今回のようにポストの腐食が始まっていた場合は、早めにリプレートを行うことでキーやポストが腐食や摩耗で減ることを防ぐことが可能です。
↓最初の状態と、組み込み中の写真
レジスターkeyもクランポンではトスカ等の最上位機種、YAMAHAですとCSGⅢやSEVA等に採用されているタイプで、非常に押しやすく、レジスターの切替が多発するフレーズの切り替えも楽になります。↓最上位機種レジスターキーを取り付け後の状態
サムレストも最近多くなってきたストラップリングがついたタイプに換装しています。
重量が軽く感じる以外にも、腱鞘炎の予防や手がある程度自由になることでフィンガリングが楽になったり、楽な姿勢によって息のコントロールがしやすい等の理由でクラリネットでもストラップを使用される方は以前よりかなり多くなったように感じます。
今回はYAMAHAからYAMAHAへ換装だったので木部に対してはほぼ手を入れずに完了しましたが、例えばクランポン、セルマー、バックーン等の指かけをYAMAHA等の他メーカーに移植する場合は元ののサムレストを止めていた穴を一度管体と同じ木材で埋めなおして、そのが新規で穴をあける加工が必要となります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
社員一同、演奏されている方の理想を叶えるお手伝いをさせていただきますのでお悩みがあればぜひお気軽にご相談ください。
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